歯と歯並びの役割は何でしょう

こんにちは。
今回はふなき矯正歯科、町田クリニック院長の共著「専門のお医者さんが語るQ&A 矯正歯科 歯並びと咬み合わせの最新治療」(保健同人社)より、歯と歯並びの役割について抜粋します。

生きていくには「かめること」が大切です。ireba04.jpg
■食べ物をかんで飲み込む働き
人にはふつう、親知らずを含めずに、上下28本の歯(永久歯)があるとされています。あなたは、その歯が人間にとってどんなに大切なものか、考えたことがありますか。

動物でも人間でも、生きていくためには食べなければなりません。歯は何のためにあるかというと、第一は「食べるため」です。食べものをかみ切るのは前歯の役割、かんですりつぶすのは奥歯の役割。かんだ食べものを飲み込むときには、上下の歯がしっかりと咬み合って、それを行っています。


実は「食べものをかんで飲み込む」のは、とても複雑なシステムです。一本一本の歯の力だけではなく、歯が並んでいてはじめてできる動作であり、あご、関節、舌、口の筋肉などが脳からの指令のもとに連携して、スムーズに行っているものなのです。

野生の動物たちは、歯が抜け落ちると食べものが得られず、衰弱し、餓死してしまいます。
それはサバンナの王者のライオンにも避けられない運命です。
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歯の役割がまず食べものをかむことであり、それは生命の維持と根本的に関わっていることを知って下さい。


■発音を助ける働きireba_ojiisan.jpg
次に重要な働きは「発音を助けること」です。発音は肺から出された空気が、声帯によって振動します。そして、あごや舌、くちびる、口蓋、歯の協力によって、いろいろな発音が出ます。

歯が抜けてない人、歯並びが悪い人の発音は、息がもれて不明瞭になり、言葉によるコミュニケーションに影響を及ぼします。

このことは、歯のないお年寄りの話し方などからも、容易に想像がつくことでしょう。