よくかむことは、あごと体を育てる体操です

こんにちは。
今回はふなき矯正歯科、町田クリニック院長の共著「専門のお医者さんが語るQ&A 矯正歯科 歯並びと咬み合わせの最新治療」(保健同人社)より、よくかむことについてお話します。

■ よくかむと、消化も吸収もよくなります
ゆっくりよくかんで食べることは、消化吸収の要。かむことで食べ物の消化がよくなるばかりでなく、消化酵素などを含む だ液も多く出て消化をいっそう助け、栄養の吸収をよくします。

■ よくかむと、あごの発育がよくなります
成長期に運動をすれば手足の骨や筋肉が発育するように、かむという運動をすることで、あごの骨や顔の筋肉の発育が促されます。かまないためにあごが小さくなると、歯並びが悪くなって、よくかめない、かむ力も弱くなってくるという悪循環を招き、胃腸障害、免疫力の低下など、健康上さまざまな問題が起きてきます。

■ よくかむと、脳には血液がたくさん流れて、発達します
かたい餌を与えたねずみは、やわらかい餌を与えたねずみよりも、上手に迷路を抜けるという実験があります。また、老人性痴呆症は、歯のない人、かめない人に多いともいわれています。
よくかむことは、脳にいきいきと血液を循環させ、脳の健やかな発達を促し、脳細胞の健康を守ります。

■ よくかむと、歯や歯ぐきが長もちします
かむことによって歯ぐきや口の粘膜はマッサージ作用を受け、リンパ液や血液の流れが促進されて、これらの組織の健康を保ちます。

■ よくかむと、表情が豊になります
よくかむことは、あごや顔の筋肉を発達させ、豊な表情をつくります。
また、顔全体の筋肉も口元の筋肉も引き締まって、いきいきした印象を与えます。

■ よくかむと、ストレス解消や肥満の改善に役立ちます
よくかむと、おいしさや歯ごたえを十分に楽しむことができ、満足感が得られるので、気持ちが安らぎ、ストレス解消になります。また、人には、食べたいという欲求と同様に、かむことに対する欲求があります。
スポーツ選手が競技でガムをかんでいるように、かむことでかみたい欲求が満たされ、ストレスを上手に逃すことができ、同時に「ここ一発」で力を発揮する集中力が養われます。